artとFart 始まりました.
多摩美術大学情報デザイン学科卒業生との合同展示に参加しています。
今回は井上恵介さんとの共同制作で作品を制作しています。お時間ある方はぜひお越しください。
–作品概要–
déformer
鉄腕アトムの髪型(?)は、どの方向から見ても変わらない。3次元としてあり得ない形状だが、こうしたデフォルメは日本人が得意とする空間把握能力によるものなのだそうだ。 [déformer]は、日常にある様々なものをコンピュータ上でデフォルメし、現実空間に再構成した作品である。
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「artとFart」
井上恵介、出雲優子、島津冬樹、白井希、時里充、ナリタタツヤ、新島龍彦、山本詠美
2013年6月22日(土)〜7月28日(日)12:00〜19:00(金土は20:00まで)火曜日休場3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14デジタル技術の恩恵をうけて、操作性の良いソフトウェアやハードウェアが安価になり、写真や映像・音楽といったソフトコンテンツはもちろん、紙や木材・アクリルや金属などを使った造作物さえも、個人レベルで手軽につくることができ、楽しめる時代になってきました。そうしたデジタルの恩恵は、ものの作り方も変化させました。つくったもの・データをひろくインターネットで公開することで、他者と共有することが容易になり様々な派生系をうみ、それらを楽しむコミュニティも発展しています。こうして日々つくられるものの周辺には、もの(作品)になりえなかったものがたくさんあります。それは落書きみたいなアイディアだったり、ボロボロな端材だったり、トライアンドエラーのコレクションだったり……。
私たちはその作品になりえなかった副産物を使って、さらにもうひと作品つくることにしました。そして、それをFart(*)と呼ぶことにしました。制作プロセスの枝葉を見つめ直すことで、ものをつくることと向き合おうと考えたからです。(*)Fartとは「おなら」の意です。食べ物を消化しないとおならはでません。今回の展示では、artとFartの2つの”作品”を展示します。メインのartと副産物のFart。Fartは作品の一部なのか?作品そのものなのか?一緒に見てみて、あなたは何を感じるでしょうか。